Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
ねんじゅうぎょうじおぼえがき
年中行事覚書
柳田 国男
Lesen Sie 年中行事覚書 (ねんじゅうぎょうじおぼえがき) von 柳田 国男 (やなぎたくにお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 135.005 Zeichen · 262 Bildschirme
すなわちその通りにして親子四人楽しく天上に団欒するという話で、今まで列記した各地の例と比べて、また少しばかり変っており、あるいは新趣向かというような気もする。
ところが実際は飛んでもない地方に、これとよく似たものがやはり伝わっていたのである。孫晋泰君の集めた朝鮮民譚集七四頁に、木樵が山中で追われて来た鹿を救うと、それは山神の鹿の姿をしているのだったという話がある。何をお礼にしようかと聞かれて、私はまだ独身だから嫁がほしいと言うと、そんならこの奥の池に仙女が沐浴している。そこへ行って羽衣の一つを隠してしまえ。ただし子供が四人になる迄は、その羽衣を返してやってはいけない。三人のうちは両腋と足の間とに挾んで、一緒に飛んで還ってしまうからと教えられる。その戒めにもかかわらず三人の児が出来て、もうよかろうと思って羽衣を出して遣ると、果してその三人の子を挾んで飛び去ってしまった。
それを悲しみ歎いて独りおる樵夫の家へ、また前年の鹿が来ていうには、もう一度あの山の池に往って見よ。そこには天から水汲瓢が下って来るだろう。仙女たちは一度羽衣を盗まれてから、懲りてもう降りては来ない代りに、瓢で水を汲んで天上で浴びている。