Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
ねんじゅうぎょうじおぼえがき
年中行事覚書
柳田 国男
Lesen Sie 年中行事覚書 (ねんじゅうぎょうじおぼえがき) von 柳田 国男 (やなぎたくにお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 135.005 Zeichen · 262 Bildschirme
盆正月の行事のこの部分には、多分は仏法の干渉も少なく、注意して見たらまだいろいろの古風を遺留していることと思う。柿の葉をカシワに用いるなどはその一つであり、またこの供物ばかりは散乱を慎んで、一纒めにしてこれを流すというのにも意味があろう。
○ 踊りが魂送りの日を盛りとして行われ、鉦鼓喧噪してひたすらに幽霊の追却に力めているのは、これまた仏教の圏外のものであるらしいことは、数年前にもすでにこれを説いたが、今回の報告に由っていよいよその推測を裏書せられたように感ずる。
○ 盆花の必ず野山に採られ、ことにその種類に制限があったことは、考えて見なければならぬ事実である。桔梗という花のしばしば神祭に使用せられるのは、あるいはその形状からでも若干の理由を推測し得ぬことはないが、その他の植物に至っては、繁茂の地が荒野であった点以外に、これを盆花とし始めた動機を知り難い。ことにいわゆるミソハギの用途には、まだ沢山の窮められざる神秘がある。これを蓍萩と呼んだのにも仔細があるだろうが、日本の自然史はまだこれを説く迄に進んでいないのを遺憾とする。
○ 上総の海近い村の旧慣の中には、盆供の古い形式が保存せられていた。