轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

ごくちゅうへのてがみ

獄中への手紙

宮本 百合子

07 一九四〇年(昭和十五年)

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 289,044 字 · 575 页

青空文庫

だって婦人雑誌の口絵の女はそういう眼か、さもなくば睫毛の煙ったようなのですから)丸っぽい顔で、しなやかで、笑うときなかなかゆたかです。言葉だって何だってちっとも田舎ではありません。声もいいわ、ふくみ声の調子だけれど、ガラガラではないし。利発です、頭もこまかい。きっと大丈夫やってゆきますでしょう。ふっくりした手の指に私たちからあげた真珠の指環はめて、なかなか愛らしい花嫁です。島田のうちがヤレソレ、パタパタだからびっくりしているでしょう、せわしいんだもの。御飯たべるのも達ちゃんかげんしてゆっくりたべて上げなさい、さもないと友子さん一人のこるのだからやせちまうよ、というものだから、ちゃんとスピードおとしてゆっくりたべてあげて、達ちゃんもいい良人になろうとしているからようございます。あれなら女房は女房で、なんてことにはなりますまい。友ちゃんも達ちゃんがすきらしいわ。いいことね。

私友子さんを見て自分が別格嫁なのを痛感した次第ですし、達ちゃんのお嫁さんの必須な人なのを一層明瞭にしました。お母さんのお傍にああいう調子でものの仰云れる若いひとが出来てやっと安心しました。