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ごくちゅうへのてがみ

獄中への手紙

宮本 百合子

07 一九四〇年(昭和十五年)

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 289,044 字 · 575 页

青空文庫

、今の輝ク会として)に対し、もっと他に代表を出してくれと云ったらしく、(その理由としては、彼女が余り文学的でないので、)そう云われると、自分がものをかくものとしてオミットになることをおそれたらしい様子で、円地文子その他を動して日本女流文学者会というのをつくり(今活動しているようないろんな文筆家みんな入れ、山川菊栄から小寺菊まで)その会のとき、皆投票して、円地文子と吉屋信子とを新しい代表にして、やはり幹事には自分が止っているという方策をあみ出したわけです。

私の知らなかったうちに稲ちゃんも文子さんから相談され、別段バタバタするに及ばないということになっていたら、急に別な部分を動してそういうものにしたわけです。そこは立て前として、文学に対する非文学性を否定することや婦人や子供のことに対する真に文化的な助言をし批評をするところということになったそうです。(発企人会へは出ませんでした)

吉屋、山川というような人たちが熱心というの面白いでしょう? 私たちは、自分たちも婦人作家ということでおだやかにそこに連って居り、その点では今日文芸家協会員であり評論家協会員であるということと全く同じの意味です。