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さんごくし
三国志(七)
吉川 英治
線上閱讀吉川 英治《三国志(七)(さんごくし)》,假名注音日語閱讀。JLPT N1,點詞查義。
N1 · 挑戰 · 新字新假名 · 371,916 字 · 744 頁
で、管輅は何といった?」
「人命はすなわち天命、人事及びがたし。――断ったのです。けれど老父も美少年も泣いてやみません。あわれを覚えて、つい管輅が教えました。一樽の佳酒と、鹿の脯を携えて、あした南山を訪えと。そして、南山の大きな樹の下に、碁盤をかこんで、碁を打っている二人があろう。ひとりは北へ向って坐し、紅衣を着、容姿もうるわしい。またひとりは、その貌、極めて醜いけれど、共に、貴人であるから謹んで近づき、酒をささげて、希いを乞うがよい。ただし管輅が教えたなどということは、おくびにも出してはいけないぞ。――そうかたく戒められた上、老父と少年は翌日、酒を携えて、南山へ行きました。幽谷をさまようこと五、六里、果たして一樹の下に、碁を打っている二仙がいました。これなりこれなりと思ったので、静かに傍に侍り、二人の興に乗じているところへ、酒をすすめました。二人とも夢中になって飲みかつ語り、また碁に熱していましたが、やがて打ち終った様子に、老父が初めて、ねがいの趣を泣いて訴えると、紅衣の仙も、白衣の仙も、急にびっくりして、これはきっと、管輅の仕業だろう、困ったものだと、呟いていましたが、やがてふところから各※(二の字点、1-2-22)の簿を取出し、――相かえりみて――すでに人間の私的な施しをいま受けてしまったのだからもう