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さんごくし

三国志(七)

吉川 英治

線上閱讀吉川 英治《三国志(七)(さんごくし)》,假名注音日語閱讀。JLPT N1,點詞查義。

N1 · 挑戰 · 新字新假名 · 371,916 字 · 744 頁

青空文庫

戦車と地雷

一

勝ちを収めると、あざやかに水を渡って、もとの対岸へ引揚げてしまう。

魏延もまた、前の岸へ帰って、陣屋を構築しだした。孔明から新手の兵が追加された。それを見ると蛮軍もまた人数を増して、攻撃を再開してきた。

戦車と地雷

一

この日は、藤甲兵の全軍に、兀突骨もみずから指揮に立って、江を渡ってきた。

蜀兵は、抗戦に努めると見せかけながら、次第に崩れ立ち、やがて算をみだして、旗、得物、を打ち捨て、われがちに退却した。

そして、一竿の白旗が、ひらひら見える地点に集結していた。

「敵は逃げ癖がついた。もう大丈夫。追いまくってみなごろしにかかれ」

兀突骨は、勝ち誇って、味方の後陣にいる孟獲へも合図した。そしていよいよ、追撃を加え、ふたたび敵の集結を衝いた。

魏延は予定のことなので、戦っては敗れ、戦っては敗れと見せかけながら、第三の白旗、第四の白旗と、敗退地点をたどって、退却をつづけた。

七日のうちに三ヵ所の陣屋を捨て、七ヵ所の集結を崩して逃げた。

「はてな? 少し脆すぎるぞ」

兀突骨も疑いだしたのだろう。少し追撃がゆるくなった。で、魏延は急に気勢をあげ、新手を加えて、逆襲を試みた。