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さんごくし
三国志(七)
吉川 英治
線上閱讀吉川 英治《三国志(七)(さんごくし)》,假名注音日語閱讀。JLPT N1,點詞查義。
N1 · 挑戰 · 新字新假名 · 371,916 字 · 744 頁
魏延と黄忠
一
といった。
※(「广+龍」、第3水準1-94-86)統は耳のない人間みたいに黙っていたが、玄徳が重ねて詫びると、初めて口を開き、
「君臣ともに、酔中の浮魚。戯歌水游、みな酒中のこと。酒中別人です、酒中別人です。わたくしの皮肉もお気にかけて下さるな」
と、共々、手をたたいて、朗らかに笑った。
魏延と黄忠
一
玄徳、城を取って、これに拠る。――と聞えわたるや、蜀中は鳴動した。
とりわけ成都の混乱と、太守劉璋の愕きかたといったらない。
「料らざりき、今日、かくの如きことあらんとは」
と、痛嘆する一部の側臣を尻目にかけ、劉※、冷苞、張任、賢などは、
「それ見たことか」
と、自分たちの先見を誇ってみたものの、いまは内輪もめしていられる場合でもない。
「お案じあるな、われわれ四将が、成都の精鋭五万をひっさげ、直ちに馳せおもむいて、県の嶮に彼らを防ぎ止めますから」
劉璋もいまは、迷夢からさめたように、
「よいように」
と、それらの人々に防ぎを一任するしかなかった。
大軍の立つ日である。四将のひとり劉※が他の三将に諮った。
「前々から聞いていたことだが、錦屏山の岩窟にひとりの道士がいるそうな。