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さんごくし

三国志(七)

吉川 英治

線上閱讀吉川 英治《三国志(七)(さんごくし)》,假名注音日語閱讀。JLPT N1,點詞查義。

N1 · 挑戰 · 新字新假名 · 371,916 字 · 744 頁

青空文庫

「――なッ、なにを!」

関平は馬もろとも、いきなり※(「广+龍」、第3水準1-94-86)徳へ跳びかかった。

閃々、刀を舞わし、※(「广+龍」、第3水準1-94-86)徳に迫って、よく戦ったが、勝負はつかない。

ついに相引きの形で引きわかれたが、さすがに若くて猛気な関平も、肩で大息をつきながら、満身に湯気をたてていた。

関羽は合戦の様子を聞いて、次にはかならず関平が負けると思ったらしく、にわかに、その翌朝、部下の廖化に城攻めの方をあずけ、自分は、関平の陣へ来てしまった。

そして、きょうは自分が、※(「广+龍」、第3水準1-94-86)徳を誘うから、父の戦いぶりを見物しておれと告げて、愛馬赤兎を、悠々両軍のあいだへ進めた。

二

戦場の微風は、関羽の髯をそよそよとなでていた。

「※(「广+龍」、第3水準1-94-86)徳はなきか」

と一声敵陣へ向って、彼が呼ばわると、はるかに、月を望んで谷底から吼える虎のように、

「おうっ」

という答えが聞え、それを機に、わあっという喊声、そして陣鼓戦鉦など、一時に喧しく、鳴り騒いだ。

渦巻く味方の物々しい声援に送られて、ただ一騎、※(「广+龍」