輕鬆讀懂日語經典作品
ja-reading.com
輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。
さんごくし
三国志(七)
吉川 英治
線上閱讀吉川 英治《三国志(七)(さんごくし)》,假名注音日語閱讀。JLPT N1,點詞查義。
N1 · 挑戰 · 新字新假名 · 371,916 字 · 744 頁
或いは今もその気持をふかく抱いているやも知れません……」
家来の趙累がすすめた。
「そうも致してみるか」
暗夜行路にひとしい。一点の灯なと見つけようと思う。
関羽は書簡をしたためた。
それを携えて、使いは荊州へ行った。――と聞いて呂蒙はわざわざ城外まで迎えに出、駒をならべて自身案内した。
「羽将軍のお使いが来たというぞ。関羽様のご家臣なら、樊川へ従軍したわしらの子の便りも知っていよう」
聞き伝えて、荊州の領民は、わが子の消息はどうか、わが良人、わが親ども、わが弟、わが叔父、わが甥どもは、生きているやら、戦死したことやら、その後の様子を知らせてよと、使者のまわりへ群れ集まった。
「帰りに。帰りに」と、使者はなだめて、ようやく城中へ入った。
呂蒙は書簡を見て、
「関将軍のお立場は察し入る。また旧交も忘れていません。しかし交わりは私のこと。今日の事は国家の命である。おからだをお大切に、ただよろしく申したとお伝えあれ」
使者には充分な馳走をし、土産には金帛を送って、懇ろに城門へ送った。
帰る使者の姿を見ると、荊州の民は、かねて書いておいた手紙やら慰問品を手に手に持って、