輕鬆讀懂日語經典作品
ja-reading.com
輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。
さんごくし
三国志(七)
吉川 英治
線上閱讀吉川 英治《三国志(七)(さんごくし)》,假名注音日語閱讀。JLPT N1,點詞查義。
N1 · 挑戰 · 新字新假名 · 371,916 字 · 744 頁
(軍議をひらくにより参集あるべし)と通告を発し、その日、やむなく集まってきた諸将を下に、彼は一段高い将台に立って、こう云い渡した。
「自分が建業を発するとき、呉王は親しくこの身に宝剣印綬を授けたまい、閾の内は王これを司らん、閾の外の事は将軍これを制せよ。もし配下に紊す者あらば、まず斬って後に報ずべしとまで仰せられた。――自分は王のこのご信任に感泣して、一身を顧みるいとまもなくかくは赴任してきたわけである」
と、まず抱懐の一端をのべて味方のうちにある根拠なき妄説の一つを粉砕し、また、
「軍中つねに法あり。王法に親なしともいう。各部隊は層一層、軍律を厳に守られたい。もし肯かずんば、敵を破るまえに、内部の賊を斬らん」と、語尾つよく宣言した。
諸人は黙然としてただ仏頂面をそむけていた。するとその不満組の一人たる周泰がすこしすすんで将台の上へ呼びかけた。
「さきに前線へ来て悪戦苦闘を続けておられたわが呉王の甥君たる孫桓は、先頃から夷陵の城に取り籠められ、内に兵糧なく、外は蜀兵に遮断されておる。いま大都督の幸いにこれに臨まれた上は、一日もはやく妙計をめぐらして、まず孫桓を救い出し、もって呉王のお旨を安め奉り、あわせてわれらの士気を昂揚されたい。