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さんごくし
三国志(七)
吉川 英治
線上閱讀吉川 英治《三国志(七)(さんごくし)》,假名注音日語閱讀。JLPT N1,點詞查義。
N1 · 挑戰 · 新字新假名 · 371,916 字 · 744 頁
一つの収容所は歓喜した。一つの収容所では泣き悲しんだ。
日をおいて、孔明は、まず雍の手下から先に曳きだして、一群れずつ訊問した。
「汝らは、誰の部下だ」
「高定の兵です」
「相違ないか」
「高定の兵に相違ありません」
ひとりとして、雍※(「門<豈」、第3水準1-93-55)の部下だと答えるものはない。
「よし、高定の兵なら、特に免じてやる。高定の忠義は誰よりもこの孔明が知っておる」
みな縄を解いて放した。
次の日。こんどはほんとの高定の部下を引き出して、これも縄を解いてやった揚句、酒まで振る舞ってやった。そして孔明は彼らの中に立ちまじって、
「汝らの主人高定は、実に愛すべき正直者だ。あんな律義な人間が蜀に謀叛するわけはない、まったく雍※(「門<豈」、第3水準1-93-55)や朱褒に欺されているのだ。その証拠には、きょう雍※(「門<豈」、第3水準1-93-55)から密使が来て、蜀帝にねがって、所領の安全と、恩賞を約束してくれるなら、いつでも高定と朱褒の首を持ってくると告げて帰った。――わしは高定の律義と忠節を信じておるから追い返したが、そのひとつでも汝らの主人が雍※(「門<豈」