Japanische Klassiker mit Furigana
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さんごくし
三国志(五)
吉川 英治
Lesen Sie 三国志(五) (さんごくし) von 吉川 英治 (よしかわえいじ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N1. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N1 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 325.249 Zeichen · 653 Bildschirme
柳眉剣簪
一
李典、楽進の輩は、この図にのって城中から大反撃に出た。ために、呉軍は大損害をこうむり、逆に、攻囲の陣を払って、南徐の潤州(江蘇省・鎮江市)あたりまで敗退するのやむなきに至ってしまった。
しかもまた、譜代の大将太史慈をも遂にこの陣で失ってしまった。死に臨んで太史慈はこう叫んで逝ったという。
「大丈夫たるもの、三尺の剣を帯びて、この中道に仆る。残念、いうばかりもない。しかし四十一年の生涯、呉祖以来三代の君に会うて、また会心なことがないでもなかった。ああ、しかしなかなか心残りは多い」
柳眉剣簪
一
その後、玄徳の身辺に、一つの異変が生じた。それは、劉君の死であった。
故劉表の嫡子として、玄徳はあくまで※(「王+奇」、第3水準1-88-6)君を立ててきたが、生来多病の劉※(「王+奇」、第3水準1-88-6)は、ついに襄陽城中でまだ若いのに長逝した。
孔明はその葬儀委員長の任を済まして、荊州へ帰ってくると、すぐ玄徳へ求めた。
「※(「王+奇」、第3水準1-88-6)君の代りに、誰か、直ちに彼処の守りにおつかわし下さい」
「誰がよいか」
「やはり関羽でしょうな」
孔明も心では、何といっても、関羽の人物を認めていた。