Japanische Klassiker mit Furigana
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さんごくし
三国志(五)
吉川 英治
Lesen Sie 三国志(五) (さんごくし) von 吉川 英治 (よしかわえいじ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N1. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N1 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 325.249 Zeichen · 653 Bildschirme
荊州往来
一
――江夏、南郡ともに今なお玄徳の領有している所ですから、これを呉使華欽に伝えてもおそらくお受けしますまい。ですから華欽にはさらに官職を与えてしばし朝廷にとどめおき、別に勅使を下して、これを呉の周瑜、程普に伝えます。かならず拝受感激いたすに違いありません」
「……むむ。そうか」
曹操は、程※(「日/立」、第3水準1-85-21)が考えたところのものを、もう結果まで読みとっていた。
その夕、彼は、銅雀台の遊楽も半ばに、河の春にも心を残しながら、にわかに車駕をととのえて許昌の都へ帰って行った。
そして、呉使華欽に、大理寺少卿という官爵を与え、彼を都へとどめておく一方、勅命を乞うて、程※(「日/立」、第3水準1-85-21)の献策どおり、勅使を呉の国へ馳せ下した。
荊州往来
一
周瑜は、その後も柴桑にいて瘡養生をしていたが、勅使に接して、思いがけぬ叙封の沙汰を拝すると、たちまち病も忘れて、呉侯孫権へ、次のような書簡をしたためて送った。
天子、詔を降して、いま不肖周瑜に、南郡の太守に封ずとの恩命がありましたが、南郡にはすでに玄徳あり、臣の得る地は一寸もありません。