Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

ねんじゅうぎょうじおぼえがき

年中行事覚書

柳田 国男

Lesen Sie 年中行事覚書 (ねんじゅうぎょうじおぼえがき) von 柳田 国男 (やなぎたくにお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 135.005 Zeichen · 262 Bildschirme

Aozora Bunko

と書くことの正しいのが分る。頭とは頭人または頭屋の頭で、年番の司祭者を意味する。熱田にも郷頭人輔頭人の二人があって、毎年四月晦日を以て選定せられ、翌年の五月六日まで神務を執って次の頭人と交代した。その二人の頭人は四月晦日の夕方に鈴宮の海辺に出て解除(御祓)をしたので、この式をば頭人浜下りと名づけていたそうである(張州府志五)。

それから推測を下すと、四月八日は五月田植の季節の祭のためにする斎忌の始めの日ではなかったかと思う。農民に取って最も大切なる米作安全の祈祷と予言とが、五月の上旬いわゆる端午の節供を期として行われたとすれば、四月の八日はほぼ散斎致斎の日数に合うので、元は必ずしも八日ではなかったかも知れぬのは、上に列記した祭日の外に卯月上卯日と定めた社もあるので察せられる。

婦女が田植の儀式に深い関係のあったことは、今も早少女の晴がましい支度に跡を留めている。その中の一人を選定してオナリといい、ヒルマモチと称し、特に神に仕えしめていたらしいことも俚謡集の多くの田歌に由って察せらるる。彼等がその準備として通常の生活と別れる際に、山に入って花を摘み、海川に下って身を潔め、少女としては容易ならぬ気づかわしき謹慎を始める事は、花やかにして、同時に物哀れな光景であったことと思う。