Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

さんごくし

三国志(五)

吉川 英治

Lesen Sie 三国志(五) (さんごくし) von 吉川 英治 (よしかわえいじ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N1. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N1 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 325.249 Zeichen · 653 Bildschirme

Aozora Bunko

四

この報らせが、呉軍に聞えたので、周瑜は重ね重ね眉をしかめ、

「程普。何か策はないか」と、評議に集まった面々を見まわした。

程普はいう。

「甘寧は、呉の忠臣、見殺しはできません。然りといえど、今、兵力を分けて、夷陵へかかれば、敵は南郡の城を出て、わが軍を挟撃して来ましょう」

呂蒙がそれにつづいて、こう意見を吐いた。

「ここの抑えは、凌統に命じて行けば、充分に頑張りましょう。やはり甘寧を救うのが焦眉の急です。てまえに先鋒をお命じあって、都督がお続きくださるなら、必ず十日以内に、目的は達せられるかと思われるが……」

周瑜はうなずいて、さらに、

「凌統。大丈夫か」と、念を押した。

凌統は、ひきうけたが、

「――ただし、十日間がせいぜいです。十日は必ず頑張ってご覧に入れますが、それ以上日数がかかると、それがしはここで討死のほかなきに至るかもしれません」と、いった。

「そんなに日のかかるほどな敵でもあるまい」

と、周瑜は、兵一万に凌統をあとに残して、そのほかの主力をことごとく夷陵方面へうごかした。

四

途中で、呂蒙が献策した。

「これから攻めに参る夷陵の南には、狭くけわしい道があります。