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Japanische Klassiker mit Furigana

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さんごくし

三国志(五)

吉川 英治

Lesen Sie 三国志(五) (さんごくし) von 吉川 英治 (よしかわえいじ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N1. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N1 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 325.249 Zeichen · 653 Bildschirme

Aozora Bunko

まだ劉※(「王+奇」、第3水準1-88-6)も死なぬうちに、荊州の城外に新しい墳墓を築いていたというから、よもや劉※(「王+奇」、第3水準1-88-6)の葬儀ではないだろう」

「それは少しも知りませんでした。では今、玄徳に正室はないわけですか、それにしてもすでに彼は五十歳です。一方、妙齢の呉妹君はお十六かお十七でしょう。……どんなものでしょうな、この花嫁花婿の縁むすびは」

「どうも貴公は、何事もすぐそのまま、真正直に考えるので融通がきかん。もとよりこの婚儀は初めから謀略にきまっている。さきに玄徳は孔明を用いて呉を謀ったから、こんどは此方から計を酬うてくれるのだ。すなわち、そういう斡旋に物馴れた人物をもって、この際、呉国との友好を、より以上親密にせんという理由を表面に立てて、同時に呉妹君との縁談を運ばせるにある」

「さあ? どうでしょうか」

「何を不安な顔して喞たるるか」

「誰よりも、呉侯がご承知にならないでしょう。非常に可愛がっているお妹ですからな」

「だから何も、婚儀は取りむすんでも、輿入れまでなさるには及ばんさ。式典は呉で挙げればいい。婚儀の挙式がすんだら荊州へおつれなさいというわけだ。