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Japanische Klassiker mit Furigana

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さんごくし

三国志(五)

吉川 英治

Lesen Sie 三国志(五) (さんごくし) von 吉川 英治 (よしかわえいじ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N1. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N1 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 325.249 Zeichen · 653 Bildschirme

Aozora Bunko

よく涼州の事情に通じ民心を得ていますから、この者に、冀城を守らせ、一軍を領せしめておいたら、大きな抑えともなり、たとい馬超が再起を計っても、やがて自滅して行くものと考えられますが」

「では、その任を、其方に命じよう。汝と、その韋康と、よく心を協せて、ふたたび馬超が勢いの根をはびこらせぬように努めるがいい」

「それには、一部のお味方をとどめて、長安の要害だけは、充分お守り下さるように」

「もちろんだ。長安の堺には、充分な兵力と、誰かしかるべき良将を残して行こう」

すなわち夏侯淵に対して、命は下った。

「旧都長安には、韓遂をとどめておくが、彼は、左腕を失って、身のうごきもままになるまい。汝は、予が腹心、予になり代ってよく堺を守れよ」

すると、夏侯淵が、

「張既、字を徳容という者がいます。高陵の生れです。これを京兆の尹にお用い下さい。張既と力を協せて、必ず、丞相をして二度と西涼の憂をなからしめてみせます」

「よろしい。張既ものこれ」

曹操は、乞いをゆるした。

三

あすは都へ還るという前夜、曹操は諸大将と一夕の歓を共にした。

その席上で、一人の将が、曹操に訊いた。

「後学のため、伺いますが。