Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
けんなんじょなん
剣難女難
吉川 英治
Lesen Sie 剣難女難 (けんなんじょなん) von 吉川 英治 (よしかわえいじ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 243.807 Zeichen · 482 Bildschirme
そして、今度こんがらやせいたかを連れて、秩父へ出かけるということをどこからか聞き込み、前に生不動を殺ったと同じ手段で、怖ろしい罠の支度をしていますのさ」
「では浅草の笊組には、また大月玄蕃だの、投槍などの、悪浪人が、いつか旅から帰って来ているのだな」
「そうですよ。昨夜チラとその悪相談を小耳に挟んだので、どうかしてお前さんに告らせて上げたいと、種々手を廻して、やっと尋ねあてたのが紀州屋敷。聞けばこの頃は毎晩のように、賭場へ顔を見せるというので、明るいうちから隣部屋で待ち兼ねていたのでござんす」
「よく親切に報らせてくれた。しかし、拙者も御曹子などと云われるまで、身を持ちくずしてしまったが、そのお蔭には、喧嘩斬り合いの場数を踏んで、今じゃあ、玄蕃や小六などに滅多な敗は取らぬ心算だ。決して心配してくれぬがいい」
「僅かな間に、お前さん程見違えた人はないねえ。ところで、この百両は一体どうする心算?」
「どうもこうもあるものか、そっちで出して目の出た金、黙って納っておけばよかろう」
「そんな水臭い量見は、私にゃどうしても持てないから……じゃこうしよう、どうせ拾ったも同様なこの金をないものにして、久し振りに、どこかで飽きるほど遊んでみようじゃないか。