Japanische Klassiker mit Furigana
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ねんじゅうぎょうじおぼえがき
年中行事覚書
柳田 国男
Lesen Sie 年中行事覚書 (ねんじゅうぎょうじおぼえがき) von 柳田 国男 (やなぎたくにお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 135.005 Zeichen · 262 Bildschirme
ただ星を戴いて野に出る者ほど、この睡たさを苦にしなかったというだけである。
次にそういうネブタを流し去り得るものだと、心得ていたのがおかしいと思う人たちももちろん今は多い。これは一年の間の生日足日すなわち方式のことに効果多き日があって、その日に念じた願いは常よりもことによく達せられるという考え、および災禍害悪には必ずエージェントがあって、適切なる時と方法とを以て交渉すれば、予めその結果が避けられるという信仰、この二つが昔はあり今はなく、もしくは昔は一般の常識であり、今は一部の迷信になっているからで、これを認めざる者には奇怪であり不条理である如く、認めて疑わぬ者にはおのずからその説明があったことは、現在まだ少しも進んでいない民族心理学の課題である。
七月七日に髪を洗えばよく落ち、七度水に泳げば身が健やかになるというなども、不完全ではあろうがとにかくに経験であった。そういう中でも最後まで残ったのは田の虫追いである。雨乞いもかつてはこれと近い悪霊のわざと考えていたようで、よく似た様式を以て旱魃の神を駆逐した。日を定めて行うものには正月十五日を利用した例が最も多かったが、他の月も満月の宵は価値を認められ、これに次いで重んぜられたのは上弦と下弦、すなわちこれを前後に距たること十七日の日が重要な期日と考えられていた