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Japanische Klassiker mit Furigana

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さんごくし

三国志(五)

吉川 英治

Lesen Sie 三国志(五) (さんごくし) von 吉川 英治 (よしかわえいじ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N1. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N1 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 325.249 Zeichen · 653 Bildschirme

Aozora Bunko

だからもしこの席上で、曹操とわが国との合戦のことなど、かりそめにも口にする者があったら、即座に、この剣をもって斬って捨てい」と、命じた。

太史慈は、剣をうけて、席の一方に立っていた。蒋幹はまるで針の莚に坐っているような心地だった。

周瑜は、杯をとって、

「出陣以来、酒をつつしんで、陣中では一滴も飲まなかったが、今夜は、旧友幹兄のために、心ゆくまで飲むつもりだ。諸将も客にすすめて、共に鬱気をはらすがいい」

と、快飲し始めた。

満座、酒に沸いて、興もようやくたけなわであった。佳肴杯盤はめぐり、人々はこもごも立って舞い謡い、また囃した。

「長夜の歓はまだ宵のうち、すこし外気に酔をさまして、また飲み直そう」

周瑜は、蒋幹と臂を組んで、帳外へ拉して行った。そして陣中を逍遥しながら、武器兵糧の豊富にある所を見せたり、営中の士気の旺なる有様をそれとなく見せて歩いた。

そして、以前の席へ、戻って来たが、その途々にも、

「貴公とおれとは、同窓に書を読み、幼時から共に将来のことを語ったこともあるが、今日、呉の三軍をひきい、身は大都督の高きに在り、呉君は自分を重用して、自分の言なら用いてくれないことはない。