Japanische Klassiker mit Furigana
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さんごくし
三国志(五)
吉川 英治
Lesen Sie 三国志(五) (さんごくし) von 吉川 英治 (よしかわえいじ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N1. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N1 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 325.249 Zeichen · 653 Bildschirme
、第3水準1-91-82)とはおれのこと。汝、そこを動かず、一戦するの勇気があるのか」
と、いった。
その声は人臭いが、猛気が百獣の王に似ている。
いつぞや韓遂にいわれたことばを思い出して、馬超も、心に怕れを生じたか、
「また、会おう」と云い捨てたまま馬をかえし、軍を退いてしまった。
これを見ていた両軍の兵は、駭然として、
(馬超すら恐れる許※(「ころもへん+睹のつくり」、第3水準1-91-82)というものはいったいどれほど強いのか)
と、身の毛をよだてぬ者はなかったという。
曹操は、氷城の陣営にかくれると諸将をあつめて、
「どうだ、きょうの虎侯、皆見たか。真にわが股肱というべしである」と、賞め称えた。
許※(「ころもへん+睹のつくり」、第3水準1-91-82)は、大面目をほどこしたので、
「明日はかならず、馬超を生捕ってご覧に入れん」と、高言した。
すなわち、その日彼は、敵へ宛てて決戦状を送り、
「明日、出馬しなかったら、天下に嗤ってやるぞ」
と、云い送った。
馬超は怒って、
「確かに、出会わん」
と返書して、夜が白むや、徳、馬岱、韓遂など、陣容物々しく、押し寄せてきた。