轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
かせいへいだん
火星兵団
海野 十三
「大毎小学生新聞」大阪毎日新聞社、1939(昭和14)年9月24日~1940(昭和15)年12月31日、「東日本小学生新聞」東京日日新聞社、1939(昭和14)年9月24日~1940(昭和15)年12月30日
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 307,889 字 · 618 页
72 大団円
新王ロロが、お待ちかねでございます」
博士は、それを聞いて、たいへんよろこび、
「ああ、それは、おめでたい。それでこそ、わたしたちの骨おりがいが、あったというものです。さあ新田、千二、新王ロロに、おめでとうを言いにいこうではないか」
「はい、おともしましょう。千二君も、いくだろうね」
「ええ、先生、いきますとも。火星国の王城というのは、どんなところだか、早く見たいですね」
そこで三人は、新王ロロのつかいの者に、あんないをたのんで、そのうしろから、ついていった。
洞窟の外には、うつくしい色にぬられた小舟のようなロケットが、待っていた。
三人は、それにのりこんだ。
するすると音がして、波形の大きなふたがひきだされ、千二たちのあたまの上を、おおった。なんだか、莢えんどうのような形になった。
ロケットは、たいへんのりごこちがよく、見る見る空中にとびあがり、雪をかぶっている山の上をとびこし、それから、緑のもうせんを、きちんと、ごばん目にしきつめたような緑地帯の上をはしりぬける。すると、その向こうに、こんもりとしげった、たいへん大きな森林が見えて来た。つかいの者は、その森をゆびさし、