轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
かせいへいだん
火星兵団
海野 十三
「大毎小学生新聞」大阪毎日新聞社、1939(昭和14)年9月24日~1940(昭和15)年12月31日、「東日本小学生新聞」東京日日新聞社、1939(昭和14)年9月24日~1940(昭和15)年12月30日
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 307,889 字 · 618 页
38 ころがる胴
と火星人が言ったことも、もちろんその紳士は知らなかった。そうして次に気がついた時、彼は、牛小屋の中に寝ていたのである。火星人のため、牛小屋へほうりこまれたことも知らぬ彼だった。
38 ころがる胴
恐るべき人間狩!
ラジオがどんなにか警報を発しても、火星人の襲来などと言う夢のようなことを信じない人々は、平気で町を歩いていたものだから、火星人は、ますます図に乗って、帝都を荒して歩いた。
だが、その中には火星人の方が、人間のためにうまくしてやられた場合もないではなかったのである。
ある小学校の六年生たちが、ラジオで人間狩のことを知って、だんぜん火星人と戦う決心を定めた。
小学生たちは、十人ずつ組になって、方々へわなを作った。
火星人の通りそうなさびしい町の辻をえらんで、そこに丈夫な綱で結び綱のわなを作って、夜のふけるのもかまわず待っていたのであった。
大手がらを立てた組は、大変いいところへ、そのわなを作った。その小学生の五人は、陸橋の上に待っていた。残りの五人は、陸橋の下にわなを仕掛けた。
こうして待っていると、やがて例の黒い長マントの火星人が、三人づれで通りかかった。