轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

ごくちゅうへのてがみ

獄中への手紙

宮本 百合子

07 一九四〇年(昭和十五年)

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 289,044 字 · 575 页

青空文庫

この前かいたときにはまだ足さぐりで、ゴタゴタなの。一年一貫したテーマで勉強したということは、やはり決して軽々なことではないのね。この仕事は本当に立体的な成長を語るもので、個人的の範囲をいくらか出ていて、うれしいと思います。自然主義のところで、女は文学の発足において、男が女に人間を十分認めないことに抗しているのだから、女を雌のように見る卑俗ナチュラリスムには入れなかったこと、などにふれ、反自然主義の青鞜あたりから大分手を入れないでよかりそうです。全く見ちがえるようです。断然ちゃんと気のすむまでやらなければなりません。

河出の本、重複はさせますまい。十一月号にかく小説を入れます。それは「日々の映り」をかき直すの。

小説についてね、私はすこしこの頃考えて居ります。

私の評論は何故読者にとって感銘的なのでしょう。普通それは、頭脳的に云われているのよ。勤勉であること、よくくい下ること、緻密で熱があること。俗に頭がいいから云々と。でもそれはちがうと思います。私の評論には自分が腑におちるところまで辿りつめる探求があります。だから、ある感銘をもっているのだろうと考えます。