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さんごくし
三国志(七)
吉川 英治
線上閱讀吉川 英治《三国志(七)(さんごくし)》,假名注音日語閱讀。JLPT N1,點詞查義。
N1 · 挑戰 · 新字新假名 · 371,916 字 · 744 頁
「そんなお気の弱いことで、よく今日まで、百戦を経ておいでになりましたな」
「戦場はまたちがう」
「ここも戦場です。まだ水関は占領していません」
「高沛、楊懐が供につれて来た三百の関門兵はどうしたか」
「そっくり捕虜にしてあります。いま一網にして酒をのませ、肴を喰らわせているので、彼らは狂喜している様子で」
「なぜ擒人の兵にそんな馳走するのか」
「黄昏まで、歓楽させておきましょう。その後、彼らを用いる一計がありますから」
※(「广+龍」、第3水準1-94-86)統が小声に何かささやくと、玄徳はうなずいて、妙案妙案と呟いた。
日の暮るるまで、幕舎のまわりでは、歌曲の声が湧き、時々歓声があがり、酒宴はやまずに続いているような態であった。
「星が出た」
一吹の角笛とともに、※(「广+龍」、第3水準1-94-86)統は一軍をあつめて、徐々、※(「さんずい+倍のつくり」、第3水準1-86-78)水関の下へ近づいて行った。
先頭には、捕虜の関門兵三百を立たせていた。この者どもはもう完全に寝返って、※(「广+龍」、第3水準1-94-86)統の薬籠中のものになっているらしい。岩乗絶壁のような鉄門の下に立ってこう呶鳴った。