Japanische Klassiker mit Furigana
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さんごくし
三国志(五)
吉川 英治
Lesen Sie 三国志(五) (さんごくし) von 吉川 英治 (よしかわえいじ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N1. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N1 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 325.249 Zeichen · 653 Bildschirme
三
かねて名だけは聞いておる。周瑜と人物をくらべたら?」
「故人の評はいえません。しかし、孔明も彼の智には深く伏しています。また襄陽人士のあいだでも、二人を目して、兄たり難く弟たり難しといっています」
「そんな偉才か」
「上天文に通じ、下地理を暁り、謀略は管仲、楽毅に劣らず、枢機の才は孫子、呉子にも並ぶ者といっても過言ではないでしょう」
孫権は渇望の念を急にした。すぐ召し連れよとある。魯粛が数日のあいだ※(「广+龍」、第3水準1-94-86)統を市中に探している間も、
「まだか。まだか」
幾度も催促したほどだった。
けれどやがて魯粛がたずね当てて呉の宮中へつれて来たのを一見すると、孫権はひどくがっかりした顔をした。
何分にも、風采があがらない。面は黒疱瘡のあとでボツボツだらけだし、鼻はひしげているし、髯は髯というよりも、短い不精髯でいっぱいだ。
(こんなまずい男様も少ない)と孫権は、古怪を感じながら、それでも二、三の問いを試みた。
「足下。何の芸があるか」
※(「广+龍」、第3水準1-94-86)統は答えた。
「飯を喰い、やがて死ぬでしょう」
「才は?」と、訊くと、