Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

みやもとむさし

宮本武蔵(七)

吉川 英治

Lisez 宮本武蔵(七) (みやもとむさし) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 350 912 caractères · 702 écrans

Aozora Bunko

「む、ちと」

五、六名は顔を見合わせた。この青年たちは皆、旗本の子弟とか、儒官の子息とか、それぞれ然るべき家の子であった。

また先頃までは、小幡勘兵衛の軍学所の生徒でもあったから、そこの教頭だった新蔵からすれば軍学のおとうと弟子にあたる者達である。

「あれへ行こうか」

新蔵は、平庭の一隅に燃えている落葉の山を指さした。その焚火を囲み合って、

「寒くなると、まだここの傷口が痛んでな……」

と頸首へ手を当てた。

新蔵のその刀傷を、青年たちはこもごも覗いて、

「相手はやはり、佐々木小次郎と聞きましたが」

「そうだ」

新蔵は、目にいぶる煙に、顔を反向けて、沈黙していた。

「きょうご相談に参ったのは、その佐々木小次郎についてでござるが……。亡師勘兵衛先生の御子息、余五郎どのを討ったのも、小次郎の仕業と、やっと昨日、知れましたぞ」

「多分……とは思っていたが、何か、証拠があがりましたか」

「余五郎どのの死骸が発見されたのは、例の芝伊皿子の寺の裏山でした。あれから吾々が、手を分けて詮議してみると、伊皿子坂の上には、細川家の重臣で岩間角兵衛という者が住まっており、その角兵衛の宅の離室に、佐々木小次郎が起居していたことが知れたのです」