Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
みやもとむさし
宮本武蔵(七)
吉川 英治
Lisez 宮本武蔵(七) (みやもとむさし) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 350 912 caractères · 702 écrans
六
「商人なんか――だと。これ、商人がなかったら、世の中は立ちはしないぞ。信長公がお偉いの、太閤様がどうだのといっても、もし商人がなかったら、聚楽も桃山も、築けはしない。異国からいろんな物もはいりはしない。わけても堺商人はな、南蛮、呂宋、福州、厦門。大きな肚で商いをしているのだ」
「わかってます」
「どう分ってる」
「――町を見ますと綾町、絹町、錦町などには、大きな織屋がありますし、高台には、呂宋屋のお城みたいな別室があるし、浜には、納屋衆というお大尽のやしきや蔵がならんでいます。――それを思うと、奥の御寮人さまやお鶴様が、自慢たらたらのここのお店も、物の数でもありません」
「この野郎」
佐兵衛は、土間へ、跳んで降りた。伊織は箒を捨てて、逃げ出した。
六
「若い衆っ。その丁稚をつかまえろ。つかまえてくれっ」
佐兵衛は、軒から呶鳴った。
河岸で荷揚の軽子をさしずしていた店の者たちが、
「あ。伊お公だな」
追っ取りまいて、すぐ伊織を捉え、店の前へ引きずって来た。
「手におえん奴じゃ。悪たいはいうし、わし達を小馬鹿にはするし。きょうはうんと、懲らしてやってくれ」
佐兵衛は、足を拭いて、帳場へ坐ったが、またすぐ、