Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

みやもとむさし

宮本武蔵(七)

吉川 英治

Lisez 宮本武蔵(七) (みやもとむさし) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 350 912 caractères · 702 écrans

Aozora Bunko

「かねて、お名前だけを聞いておった感じでは、もっと、御年配かと存じていたが、お若いので、意外でござった。――これを御縁にぜひ一手、御指南にあずかりたいが」

と、迫った。

武蔵は、

「いずれ折もあらば……」

と、軽くかわし、

「道不案内ゆえ」

と、志摩へ挨拶しかけると、いやいやまだお早い、帰りは誰か、町の口までお送りさせる――と引き止めて、軍兵衛がまた、

「実は其許のために、門人ふたりが矢矧の橋もとで、斬られたと聞いた時、てまえも駈けつけて、その死骸を見たのであったが――二つの死骸の位置と、二人のうけた刀痕とに、どうも合致せぬ不審があったのでござる。……で、逃げ帰った門人のひとりに糺すと、よくは見えなかったが、確かに、其許には両の手に、同時に刀を把られたらしいとの申し立て。さすれば、世にもめずらしい御流儀じゃ。二刀流とでもいうのでござるかな?」

武蔵は、微笑していう。自分はまだかつて、意識して二刀を用いたことはない。いつも一体一刀のつもりである。いわんや、二刀流などと自分から称えたことなどは、今日までないことである。

しかし、軍兵衛たちは、

「いや、御謙遜を」