轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
にっき
日記
宮本 百合子
08 一九二二年(大正十一年)
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 102,285 字 · 204 页
十一月六日
十一月七日
十一月六日(月曜)曇
まつは、家がどうしてもいやと云うより、他に、小金のある老人夫婦の養女格となる話ある為、そちらに行きたく此方がいやになったのなり。無理なし。人間が一生、ひとの手伝をして生きるのは幸福ではなく満足も出来まいから。ただあとの代りが必要、どんなのがよいか、何処にあるかわからず困る。又それも長くて三四年だろうから。手伝がなくてはやれないのは困ったことなり。何とかならぬものか。
代りたいときは出来る丈早く代らせないと彼女も自分もうまく落付けず。
夜、モリソン・ライブラリーの石田氏来。若い人で、おそろしく能弁な人。中央アジアの研究に趣味を持って居るらしく相当に絵画の理解もありライブラリアンらしいもの知りである。然し喋られること、喋られること! Aはさぞたまらなかったろうと苦笑。珈琲をのんだのでつづいたとあとで笑った。ペルシア Past & Present その他をよむ。
夕方、Aにペルシア語字典で、大切な箇有名詞をすっかり調べて貰う。
十一月七日(火曜)晴
まことにおだやかなよい日なり。起きると、六畳に卓子を置いたり、咲きだしたバラを切ったりして部屋を心持よくし、福岡さんの処へ行く。