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にっき
日記
宮本 百合子
08 一九二二年(大正十一年)
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 102,285 字 · 204 页
六月二十六日
六月二十七日
六月二十八日
此がさっぱり自由になると、自分はもっと落付いた、大きい人間になれるのではないか。よい自識であると思う。
或ものをよみ青鞜前期が、性的の、人間の持つ特殊な潔癖と云うようなものに対し、強いて、平気に、センシビリティーを失おうとした形跡のあるのを知った、あわれ。今から見れば、低級なものだ、それを称揚した男も。あわれ。
第三木曜会での仕事とし、自分は世界の女流文学(小説家)を研究することにきめた。日本でもそう云うものはない。必要だ。
六月二十六日(月曜)不定
上野へ行く。二時過から国男さんの処へ行き、decoration の内容を渡し、一緒に松坂屋で茶をのむ。Aの洋傘、ソックス。自分の下駄も欲しいと思って行ったのだが思ったようなのがなく驚いた。ものが揃って居ないな。
六月二十七日(火曜)曇 雨
Little women
六月二十八日(水曜)雨
朝、「猿」を始める。中頃まで。
午後、髪をとき、銀杏返しにでも結って見ようかなどと笑って居る処へ、よさのさんの紹介で、タイピストで、ロシアの飢饉救済有志婦人会の人が来る。賛助員になって呉れ、と云われ。受ける。只、よさのさんの名刺には代人にお会い下さいとあり、話をきけば、私と同じように、すすめられ、よいでしょう、と云われた位の関係であるらしい。