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にっき
日記
宮本 百合子
08 一九二二年(大正十一年)
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 102,285 字 · 204 页
三月二十六日
三月二十七日
女中、客、家事、何のことかと思わざるを得ず。
明日、青木氏結婚
三月二十六日(日曜)晴 風強
朝早くおきる。昨日福井から電報がつき、今朝父がつかれると云うことを云って来た。がかんじんの時間の処が誤って居て確に分らない。八時迄にと云ってA行く。無事到着機嫌よく来られたのは何より結構。
自分の、主婦と云う地位は、自分の専念に目ざす処に何のイムポータンス積極の、があるかと疑わずには居られない心持激し。
結婚生活が、単に二人がよく勉強出来るため、などと云うよりもっと雑事をとり込むと云う形式とほか思われないこと多し。いろいろで、すっかり落付き仕事が出来ないから、の反動的感情か。
彼の芸術にひたらない性格によるためか、
このような心持を自分はAに一つも話さない。話しても、自分で動的に結果を作り得ないことは、只亢奮の繰返しであると思う。
三月二十七日(月曜)晴
昨日より The death of the Gods メレジェコフスキーを読み始む。英訳がわるいのか、「先覚」のようには行かない感がある。
夕方から銀座へ出かける。にぎやか。女の人が、驚くほど流行のさきがけをしたなりをして居るのを見る。