轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

にっき

日記

宮本 百合子

08 一九二二年(大正十一年)

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 102,285 字 · 204 页

青空文庫

二月二十六日

二月二十七日

ミスウェルスを訪ねたら此も留守。

今日の暖かさにつかれたものと見えあまり歩いたのでもないのにすっかりくたびれた。

二月二十六日(日曜)曇

きのうから見るとずっと涼しく、空は、銀張りのように、厚みと重さとが光に混って感じられる。

「黄昏」、

A、大工仕事をし、風呂に水を入れる箱を、古ながしでこしらえる。

傍で、動物の知慧について書いた通俗ものをよみ、人間の高等数学的知識の本能とでも云うようなことその他について考えの胚種を受けた。

哲学の領域か、心理的の研究の材料か、もっと進めて見るべし。

夜、「誓言」をよみ、田村俊子氏が若し今日の文壇に第一歩を出したとしたら、決してあれ丈の声名は仮令一時にしろ得られなかったと思う。今日の一般は、ああ云う浅い感情の翻りを見せられた丈では満足しない。ああ云う心持で生活したことが、あの人の今をあああらしめた所以ではないか。

二月二十七日(月曜)雪

今朝、Aが先に起き、私の上に自分の布団をかけて呉れるのを朧気乍ら感じて居た。どうしてだろうと思って目を覚して見ると、まあ、何としたことだろう雪が降って居る。此二三日の暖かさで此雪が来ようとは思いがけなかった。