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にっき
日記
宮本 百合子
08 一九二二年(大正十一年)
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 102,285 字 · 204 页
十二月二日
十二月三日
十二月四日
却って其ほど調和し、自然だと云うことなのだろう。まつの夫となる金沢三平来。話して見、正直なところと、ずるい――悪気はないが――ところと入まじった男。まつの方が何と云っても単純なり。
十二月二日(土曜)晴
「スーラーブ」。
十二月三日(日曜)晴
「スーラーブ」。
十二月四日(月曜)晴
「スーラーブ」。一の一とおり終まで行く。
午前中に来るはずの女来ず。A夜行って見て来てくれる。宿が下宿に定めてあったらしいが、所をききに来た交番まであとをついて来、始めてあいさつをしたよし。とにかく暫く置いて見たら分るだろう。風邪で来られなかった由。明日来ると云う。まつに祝の羽織をやる。何だかばあさんが、好きなような嫌いなような妙なばあさまだと云い出す。又すぐいやになるにあらずや あやしいものなり。
哲学辞書のためにやったスイフィーの原稿をなくしたと云って浜田と云う人が大学に居たよし。A、その弱点を利用する気はなく利用して、ムハムマッドをムハンマッドにすると云ったのをムにさせ、ペルシア語を木版にすることを承知させたらし。私から見ると少し可笑し。浜田と云う男の一時的恐縮がわかって居るので。