Japanische Klassiker mit Furigana
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こどもふどき
こども風土記・母の手毬歌
柳田 国男
Lesen Sie こども風土記・母の手毬歌 (こどもふどき) von 柳田 国男 (やなぎたくにお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 142.761 Zeichen · 278 Bildschirme
三、老人の智恵
三、老人の智恵
第二種の話し方は、これよりも今すこしこみ入っていて興味がある。むかしむかしある国の王が、年寄りはいらぬものだから皆棄ててしまえという命令を出して、それにそむいた者は厳罰を受けることになっていたさいに、一人の孝行者がどうしても棄てることができず、親を床の下とか土手の陰とかにかくして置いて、そっと毎日の食物をはこんで養っていた。そのうちに敵の国から、こちらの人の智恵をためそうと思って、むつかしい問題を出してきた。これに答えぬと恥でもあり、また賢こい人がないと知って、攻めてこられるにちがいないので、誰かこの難題を解く者があったら、望みしだいの褒美をくださるということになった。親をかくしていた孝行なせがれがその話を親にすると、そんな事はなんでもない。こうすればよいのだとかんたんに教えてくれた。それを王さまのところへ申し出て、賞与の代りには親を棄てなかった罪をゆるしてくださいというと、王もはじめて老人は賢こいものだということに心づき、かつは息子のやさしい心掛けにかんしんして、約束の褒美をあたえると共に、さっそくそんなまちがった命令を取消したという話で、これも我邦へは支那からはいってきたらしいが、もとの起こりは印度であり、『雑宝蔵経』