Japanische Klassiker mit Furigana
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こどもふどき
こども風土記・母の手毬歌
柳田 国男
Lesen Sie こども風土記・母の手毬歌 (こどもふどき) von 柳田 国男 (やなぎたくにお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 142.761 Zeichen · 278 Bildschirme
一〇、小昼飯とコバサマ
とに、言いわけている大分県のような例もあり、稀にはまた午前のだけがコビルで、午後のをわざわざヒルコビリ、もしくはユウコビリといっているところもある。土地によってややまちまちになっているのは、時をことにして始まったためかと思う。岐阜県の北部山間などでは、六月農事のもっともいそがしい時、午後に二度まで出る小昼の二回目を、オトコビルと呼ぶ名もある。そうかと思うと秋田県の雄物川すじから、津軽地方までのかなり広い区域で、ただ田植の日の豆の粉握飯、または強飯のような食べ物だけを、コビリノママという例もあるのである。
一〇、小昼飯とコバサマ
こういう序でないと、もう皆さんが聴くこともあるまいと思うから話して置くが、まだこの以外にいくつかの変った名前がある。たとえば東京の周囲の村里から、北は福島・宮城の二県まで、西は甲州と信州の一部、東海道すじは愛知県の東部にかけて、コビルという名はなくてその代りにコジュウハン、またはオコジョだのオコジだのという語が行われている。これを小中飯という漢字をあてる人もあるが、じっさいは昼飯またはヒルイイを、しゃれてチュウハンと言い出してから後の名である。