Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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こどもふどき

こども風土記・母の手毬歌

柳田 国男

Lesen Sie こども風土記・母の手毬歌 (こどもふどき) von 柳田 国男 (やなぎたくにお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 142.761 Zeichen · 278 Bildschirme

Aozora Bunko

親棄山

一、有名な昔話

もとは年越しその他の定例の祭りにも、氏子が集まってこの総の声、またはエイエイ祝詞をあげるお社があったそうである。古いむつかしい文章で、祭りの目的をくわしく申しのべる必要は少しもない。神さまは赤子の初宮参りの日から、もう氏子をごぞんじであって、それが心に何を願っているかもよく知っていられるものと、昔からわたしたちは教えられていたのである。ただ必要なことは諸人の熱意が満ちあふれ、しかもみな揃いであることを明らかにすることであった。それが明らかになると祈る人々みずからに、神は聴き受けたまうべしという信仰が生じたのである。この必要は多数の国民の必要である。少しでも人の熱意を冷しさますようなことは、如何なる立場にある者でも、ともどもにこれを慎まなければならない。

親棄山

一、有名な昔話

都会で育った人たちは物わかりが早く、思いやりのある人が多いのだが、周囲がいそがしくて、ゆっくりと話をして聴かせる者がすくないので、なにも考えずに大きくなるというようなこともないとは言えない。こんどはちがった土地で年を迎えて、見ること聞くことが皆あたらしく珍らしく、それだけにまたこちらもよく注意をするので、かえってきてからの話の種はどっさりできることと思う。