Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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こどもふどき

こども風土記・母の手毬歌

柳田 国男

Lesen Sie こども風土記・母の手毬歌 (こどもふどき) von 柳田 国男 (やなぎたくにお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 142.761 Zeichen · 278 Bildschirme

Aozora Bunko

四、一種のピラミッド

ゆえにたいていはかんたんな葺き方になり、毎年毎年損じたこけら板だけをさしかえて、多くの小石を載せておさえておき、またはとんとん葺きなどと称して、かまわず釘で打ちつけるような、そまつな葺き方もはじまったのである。

四、一種のピラミッド

屋根を葺く材料の種類は、我邦では思いのほか数多いのだが、だいたいに今でもこれを二つにわかつことができる。その一つは板葺き一派の三角のゆるい扁たいもので、ささ板やこけら板で葺いたのから、檜はだ、杉皮の屋根まであり、現在さかんに建っている瓦葺きもその中にふくめてよい。いっぽうはまた萱屋根だけでなく、藁やその他の植物で葺いたものがいろいろあって、それはいずれもみな三角がうんと尖っている。北陸地方へ行くと、前のほうを総称してシュク屋というが、この名はもと、宿駅の家ということで、街道往還の左右の家だけは、なるべくこういう屋根ばかりを、葺かせることにしたのである。これに対して、他のいっぽうの総称は、草屋根またはクズ屋というところが多い。草屋根はもと萱で葺くのがおもであったからかも知れぬが、クズ屋というのはどういう意味であろうか。わたしの想像では、やはりありあわせの屑物を利用したということで、さいしょはただ臨時の小屋、または貧しい人たちの住居だけに、こういう屋根を葺いていたものとおもう。