Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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こどもふどき

こども風土記・母の手毬歌

柳田 国男

Lesen Sie こども風土記・母の手毬歌 (こどもふどき) von 柳田 国男 (やなぎたくにお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 142.761 Zeichen · 278 Bildschirme

Aozora Bunko

四、女と運搬

四、女と運搬

小風呂敷はもとは女のもので、これを男までがさかんに使いだしたのはいたって新らしく、明治以来といっても言いすぎでない。そんならその前にはどうしていたかということが、当然に問題になるが、これにも男女をわけてかんがえて見るのが順序である。まず男のほうには負うとかになうとか、他にいろいろの持ち方があり、すこし大きな物なら供の男をつれて、持たせて行くという途があった。だから供という者のなくなってしまうまで、男には小風呂敷の用はなかったのである。女も背や肩を使うことは村の内では少ししているが、遠くへゆく時には貧しい者でもあまりそれをしなかった。その理由はべつにもう一つ、頭の上にのせてゆくという技術が、かれらのあいだに発達していたからである。

それで最初にまずこの戴きという運搬法を話して見なければならぬが、これは近世の百年か二百年のあいだに、急にすくなくなって行こうとしている。東京の附近で、そだった人などは、これを見ようと思えば伊豆の大島か、それから南の島々に行くよりほかはないが、わずか以前は伊豆半島の南部でも、また房州にもそれがいくらもあった。