Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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こどもふどき

こども風土記・母の手毬歌

柳田 国男

Lesen Sie こども風土記・母の手毬歌 (こどもふどき) von 柳田 国男 (やなぎたくにお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 142.761 Zeichen · 278 Bildschirme

Aozora Bunko

三、荷造りと入れ物

三、荷造りと入れ物

ただし皆さんはまだそう多くのものを知っていない。村に住んで朝晩見ていると、この風呂敷包みにはかぎらず、今まで知らなかったいろいろな物の運びかたが、あったということに気がつくばかりであろう。わたしはそれをかず多くあつめて見ると、ながい間の日本の交通輸送の歴史が、だいたいにわかってくるのだから、忘れぬようにしなければならぬということを話して見たいのである。

最初には博物の学問もおなじように、まずじょうずな分類ということが必要であって、それには自分たちよりも多くの事実を知っている人の、いうことを聴いて見なければならない。物を遠くの土地へ何日もかかって、または人をたのんで送ろうとするには、荷造りということをしなければならぬが、それが近まわりを自分で持ちあるく場合ならば、大した丈夫な荷造りにもおよばず、またそうすればかえって解くのに手数がかかって損なことも多い。わたしたちの運搬は、まずこの近まわりのほうから始まっているのである。家の前うしろや隣家までなら、猿も同様にむき出しでもかかえて行けるが、散ったりこぼれたり人に見られたりするのをいとえば、容器すなわち入れ物がほしくなる。