Japanische Klassiker mit Furigana
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こどもふどき
こども風土記・母の手毬歌
柳田 国男
Lesen Sie こども風土記・母の手毬歌 (こどもふどき) von 柳田 国男 (やなぎたくにお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 142.761 Zeichen · 278 Bildschirme
六、接穂と台木
灰で繩をなうということはできる事でない。どうしたらよかろうかと思案投首をしているのを見て、繩を千束ないあげてから、それをそっくり焼いて灰にして、献上すればよいじゃないかと、注意してくれたのがその父であった。それでは崩れてしまうと思ったものが、塩水によく浸してから焼くようにと教えたという話しかたもある。「打たぬ太鼓の鳴る太鼓」などは何処にもない。さてさて困ったと困り抜いていると、それもなんでもない事だと小さい太鼓の革をはがして、その中へたくさんの蜂を入れ、鋲を打ちなおしてむりな殿さまのところへ持参させた。最後にその蜂がぶんぶんと飛び出して、殿さまや家来を螫したので、もうこらえてくれとあやまった、などという笑いの結末にもなっている。
六、接穂と台木
少し長たらしかったが、これまでが親棄山の第二種の話であって、日本にも流行し、また少しずつの作りかえもあったとは言いながら、本来は支那または印度にはじまった昔話である。老人はかんがえ深く、またいろいろの好い経験も積みたくわえていて、なんか困ったことがあると助けてくれる。それだから大切にしなければならぬと言うのでは、親孝行もなんだかかんじょうずくになって、われわれの心持とは、一致しない。