Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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こどもふどき

こども風土記・母の手毬歌

柳田 国男

Lesen Sie こども風土記・母の手毬歌 (こどもふどき) von 柳田 国男 (やなぎたくにお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 142.761 Zeichen · 278 Bildschirme

Aozora Bunko

ねぎごと

昔は九月九日の節供の日の子ども遊びであったというが、今ではもう常の日にもすることがあるらしい。奄美大島のような遠い島にも、やはり古くからそのネンウチの遊びはあり、その木をネンと呼び遊びかたもよく似ていた。人のネンを打倒して手の幅一つだけ離すことができれば、それを取って自分のものとしたという。ただこれらのネンを絵にかいたのを見ると、関西各地のものには私たちの重要視している鉤の枝のないものが多い。いつからないのか考えてみたいと思っている。

ねぎごと

ネンウチは念打と字に書くのが本の意にかなうものかと思う。或いはあまり念が入りすぎるかも知れぬが、もう少しばかり他の土地の例をならべると広島県の海岸地方にも、ネンがありまたネンウチの遊びがある。倒して相手のネンを取るほかに、はじめから下手で地面に立たなかったものも次の番の児の所得になる。どういうわけでか、それをグッソウと子どもはいっている。ネンギリという名前が備後の府中などにはある。打つという代りに切るともいっていたのか、或いはまた別の言葉だったかも知れぬ。豊前の築上郡などではこの木の棒をネンギ、伊予の宇和島ではこれをキネンといい、またネンガリともいうのは日本海側のネンガラと似ている。