Japanische Klassiker mit Furigana
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こどもふどき
こども風土記・母の手毬歌
柳田 国男
Lesen Sie こども風土記・母の手毬歌 (こどもふどき) von 柳田 国男 (やなぎたくにお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 142.761 Zeichen · 278 Bildschirme
一一、間食という言葉
日本の北の端、岩手県の九戸郡ではコワエコというのが、午前の九時ごろと午後の三時ごろ、仕事の一ぷく休みに取る食べ物のことであった。これに対して九州の一部、たとえば佐賀県の三養基郡などでは、おなじ小昼の食事をヤーノメシ(あいの飯)ともいっている。国の両方に遠くはなれてはいるが、この二つはともにあいだの食事ということで、名をつけた起こりはハシマやコバサマもかわるところはなかったのである。ひるまのマも最初のうちは朝夕二つのケの中間ということだったのが、いつか毎日の三度の食事の一つになってくると、もうその他の小さな間食を、マということはできなくなって、べつにアイとかハサマとかいうような、意味は同じで音のちがった言葉を、用いるひつようが生じたものと思われる。
一一、間食という言葉
間食という二つの漢字は、古く奈良時代のおわりごろに、書かれた本の中にもすでに使っている。日本の最初の口言葉では、それを何といったのか明らかでないが、少なくとも今のようにカンショクという人はもとはなく、ケンズイと字音で呼んだのが古いことであった。食をシーまたはスイーと読むのは呉音というもので、仏教を学んだ人はみな呉音をつかっていた。