Japanische Klassiker mit Furigana
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こどもふどき
こども風土記・母の手毬歌
柳田 国男
Lesen Sie こども風土記・母の手毬歌 (こどもふどき) von 柳田 国男 (やなぎたくにお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 142.761 Zeichen · 278 Bildschirme
一〇、神社合祀
一〇、神社合祀
この協同の信心ということは、もとは村かぎりの小さい氏神の社において生まれ、後においおいと国の大神の、たがいに知らぬ信徒のあいだにも拡がったものと思うのだが、それにしては、その本元の村や大字において、やや結合のゆるみ始めたのが、少し早過ぎるように思われるのは残念である。しかし、そうなった原因には、同情しなければならぬ点がいくつもある。その一つは、村で産土とも、また氏神ともいうお社がきゅうに大きくなってきて、これをお祭り申す人員が増加し、なかまがいくぶんか雑駁になったことである。それはかならずしも明治の御代のおわりに近く、政府の手で行なわれた神社合祀によって、始まったことではない。がんらい産土というのはもとどころ(本居)、自分の生まれた土地というだけの意味であって、そこには氏ごとに、一族ごとに、それぞれのちがった氏神を祭っていたのを、故郷が一つで共に出て働いておりながら、めいめいその本居の神がちがうのはこまるという考えがおこって、だんだんとこれを一つにするほうへ進んできたものらしい。村にとどまっている人々の中でも、隣の氏神祭りは、人数が多くて、にぎわしく楽しそうなのに、こちらは集まる者がすくなくて心ぼそいという感じがして、時によっては合同してもう一つあらたに御社を建てた。