Japanische Klassiker mit Furigana
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こどもふどき
こども風土記・母の手毬歌
柳田 国男
Lesen Sie こども風土記・母の手毬歌 (こどもふどき) von 柳田 国男 (やなぎたくにお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 142.761 Zeichen · 278 Bildschirme
七、祭礼と幟
時とわずかな費用とさえかければ、一人でならば何時だってこういう事はできる。ただそれが神さまのおぼしめしにもかなうと思ったのは、言わばやや勘定ずくな、いやしい、また新らしい迷信だったことは否めないのである。
七、祭礼と幟
幟は夏の初め秋のなかば、村にはいって行く者の気づかずにはいられない、もっともさわやかなこころよい印象をあたえるよい見ものであるが、これを祭りの日に立てるようになったおこりは、まだ考えて見た人がないらしい。わたしの意見では、さいしょ一つの高い木の柱を立てる習慣があって、夜はそのてっぺんで火をともし、昼はまた目じるしの白い布をつけたのが、のちのちあの大きな二幅三幅の竪旗となり、その布の上に天下太平だの、国土安全だのの文字を書くことになってから、それがよく読めるように、片がわに乳をつけ綱をとおし、ついにいま見る形になったものと思われる。近ごろはそとに出た人の家の前などに、何本となく立てる風習もはじまったが、もともとは定まった場所に、一本または二本ならんで立つのがきまりで、たぶんは神前の幣串とおなじく、これを中心に祭る人々のこころを、統一せしめるのが趣意であったのである。