Japanische Klassiker mit Furigana
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こどもふどき
こども風土記・母の手毬歌
柳田 国男
Lesen Sie こども風土記・母の手毬歌 (こどもふどき) von 柳田 国男 (やなぎたくにお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 142.761 Zeichen · 278 Bildschirme
三、板葺きの変化
その代りには、たくさん重ねた枌板のうえを、枝のある木でおさえたり、または石をのせたりして、その板の風に吹きとばされることを防がなければならなかったのである。屋根の斜面を急にして、あの三角をとがらせておくと、石や材木がすべり落ちるかもしれない。それで板屋根だけはどうしても、できるだけ平たくする必要があったのである。
三、板葺きの変化
これとは反対に、萱で葺く屋根のほうは、あまり平べったくしておくと雨の水がよく流れず、萱の茎のあいだに湿気をもって、やわらかくなり、また早くくさって、葺きかえをしなければならなくなるので、どこの地方に行っても、葺くのにさしつかえのないかぎりは、なるだけあの三角を尖らせようとしている。それがこの二つの種類の屋根の形が、だれにも気がつくほど、はっきりとちがっている理由である。
そこでわたしたちの、つぎに知りたいと思うことはこの萱屋根と板葺きの屋根と、二つの葺きかたは二つとも、昔から日本にあったものか、ただしはどちらかが後からはじまって、他のいっぽうの前からあったものを、変えあらためたのかということであるが、それをまだはっきりと答えられるまでに、日本の屋根の歴史は明らかにはなっていないけれども、まずよっぽど古いころ、今から一千年も千五百年もまえに、もう両方ともあったということは言える。