Japanische Klassiker mit Furigana
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こどもふどき
こども風土記・母の手毬歌
柳田 国男
Lesen Sie こども風土記・母の手毬歌 (こどもふどき) von 柳田 国男 (やなぎたくにお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 142.761 Zeichen · 278 Bildschirme
一三、棒の分類
こんな細かなことは、皆さんには入用がないように見えるが、棒の歴史の、これが第一章なのだから、やっぱりひと通りは聴いて置かなければならない。国の文化がすすむということは、こんな何でもないものが、だんだんと改良せられてくることである。それも現在まだどしどしと進んでいるものなら、人がなにかにつけて、その起原を考えずにいないだろうが、棒などはいったん広く用いられてのちに、今ではまた用が無くなってしまおうとしているのである。もし、このままにして置いたら、たいていの人は忘れるであろう。そうして前代日本人の、いろいろの苦心と経験とが、わからなくなるであろう。それでは困るから歴史は学ぶのである。
一三、棒の分類
木扁に力と書いてオコとよんでいるもの以外に、地方ではまた棒をサスという者と、天秤棒という者とがある。東京などはその第三の天秤棒のほうであって、これが棒という言葉のふつうになったもとであった。この三つの名称は、三つとも使っているところはやや少なく、多くはそのうちの一つ、または二つを知っていて、それで間に合うもののように思っている。つまりは棒の使いみちがいくらもあり、そのこしらえもそれぞれに、ちがっていることに気がつかぬのであった。