Japanische Klassiker mit Furigana
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こどもふどき
こども風土記・母の手毬歌
柳田 国男
Lesen Sie こども風土記・母の手毬歌 (こどもふどき) von 柳田 国男 (やなぎたくにお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 142.761 Zeichen · 278 Bildschirme
六、孝行な雀の昔話
頸に女が白い糸をかけてあるくなどということは、今から考えるとみょうな風俗のようだが、あれでも枠の新たにはじまった当座には、そうしてあるくことも一つの見えであり、また一つの楽しみでもあったので、それでこのような笑い話が、新たにかれらのあいだにもてはやされたのではないだろうか。
もしもそうだったとすると、今一つ、やはり同じころの若い娘たちのあいだに、おかしくおもしろい話が生まれていたのであった。これは目的が直接にこの技芸を奨励するものではないが、それでも比較的人のよく知っている昔話だから、このついでにざっとそれも話しておきたい。以前は若い人たちの教育に、昔話というものがなかなかよく働いていた。それを知るのにはちょうどよい例だからである。
六、孝行な雀の昔話
その話はわれわれのあいだでは、雀孝行という名で知られている。むかしむかし雀と燕、または雀と啄木鳥とは、姉と妹であった。あるいはそのいっぽうを鴎といい、南の島では魚狗だともいうが、かたいっぽうはかならず雀ときまっている。この二人の母親が病気をして、もう危ないという通知がきたときに、二人の女はちょうどお化粧をしていた、という話が地方には多い。