Japanische Klassiker mit Furigana
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こどもふどき
こども風土記・母の手毬歌
柳田 国男
Lesen Sie こども風土記・母の手毬歌 (こどもふどき) von 柳田 国男 (やなぎたくにお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 142.761 Zeichen · 278 Bildschirme
一五、天秤棒の特色
そうして、また、このいわゆる天秤棒には、何かかわった名をつけてでも、区別しなければならぬ大きな特徴があったのである。
一五、天秤棒の特色
この発明は、あるいは支那にはじまったものかとも思うが、かりに外国から学んだとしても、その便利をただちに理解して、これだけまでひろく国内に普及させたことは、なお我々の祖先のてがらと言わなければならぬ。同じく両端をほそくした棒でも、束に突きさすだけの尖らし朸と、この天秤棒とはけずり方がちがい、またよく見るとこのほうは、まんなかのところもやや平らめにけずってある。これはになって行く者の足取りにつれて、両端が少しずつ上下にうごき、そのわずかのあいだだけ、肩を休めるようにできているので、そういう動作のために、荷物の吊繩がすべり落ちないように、丈夫な小さい突起が、棒の両端についているのである。この突起をツクといい、またツコともチコともいう人があるが、ツクのほうは古い日本語であって、小舟の櫓などにも古くからツクがついていた。つまり天秤棒はこのツクのあるおかげに、サスとはちがって棒がよっぽどかたむいても、荷物はずり落ちてしまわないのだから、肩で加減をすれば、そうほうの荷が平均しなくとも、そのままになって行くことができる。