Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

こどもふどき

こども風土記・母の手毬歌

柳田 国男

Lesen Sie こども風土記・母の手毬歌 (こどもふどき) von 柳田 国男 (やなぎたくにお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 142.761 Zeichen · 278 Bildschirme

Aozora Bunko

七、日本でできた昔話

古い日本語ではウバは姥と書き、母でもだれでも尊敬すべき婦人は皆ウバであった。母をウバまたはウマ・アッパなどという言葉が、田舎にはまだ行われている。京都だけには母をウバと呼ぶ習わしが早くからなかったので、これを伯母を棄てた話にあらためることが容易だったらしいのである。そうしてこの話は和歌を愛した人々のあいだでは、よほど以前から話しかたが大分ちがっていて、本を読む人の数が多くなるとともに、こればかりがひろく知られることになったものかと思う。そのもとの形かと見られる話が、まださいわいに田舎には今でものこっている。それとくらべて見ると新旧のちがいがよくわかり、本に出ているからそれが最初からの話だったと、言うことのできない証拠にもなるのである。

七、日本でできた昔話

このことをあまり強くいうと議論になり、みなさんの読み物にはむかないから、ここにはただざっと姨捨山とよく似た話が、今でも東北地方にはあるということを述べて、どこまで似ているかを考えて見ることにしよう。前にあげておいた二通りの親棄山、すなわち孫の言葉と老人の智恵才覚と、二つの外国できの昔話とちがっている点が、こちらの二つの話、すなわち姨捨山と親棄山とではたがいによく似ている。